炎症ニキビができた時の適切な対処法「赤にきび」の治し方

あごニキビの腫れ ニキビが進行すると赤く炎症を起こしたニキビへと発展します。赤いニキビは、皮膚の深い部分で強い炎症を起こし、症状も長引くことからニキビ跡の赤みや色素沈着が起こりやすく、場合によってはクレーター状の凹みとなってしまうことがあります。にきび痕を悪化させないためにも適切な対処をして炎症を抑制する必要があります。

炎症した赤にきびの対処法・スキンケア

物理的な刺激を与えない

化膿にきびの原因 ニキビは物理的な刺激によって悪化します。これは免疫反応によるもので、ニキビは塞がった毛穴の内部でアクネ菌が増殖して、それを抑制するために免疫が働いて赤く腫れるようになりますが、そこにさらに刺激を与えると免疫がさらに反応してより大きく腫れるようになります。場合によっては赤黒く化膿したニキビとなって、ひどいニキビ跡が残ってしまうこともあります。

ニキビがあると、気になってついつい触ってしまいがちになりますが、ニキビがある部分には刺激を与えないことが基本です。また、にきびを潰したりせずに治していくことが基本です。

ピーリング化粧品で優しく角質ケアをする

洗顔 ニキビの原因は、皮脂分泌の増加やターンオーバーの乱れなどによって角質が厚くなり、毛穴がふさがれてしまうことが大きな要因です。そのため、ニキビを予防・改善するにはピーリング化粧品を使用した定期的な角質ケアが理想的です。

厚くなった角質を優しく取り除いてあげることで、ニキビの芯や膿の排出が促されてニキビがより早く治る可能性があります。また、ターンオーバーも促されるためニキビ跡の炎症性色素沈着の改善にもつながります。角質ケアを定期的に行うことで、しだいにニキビや毛穴のトラブルが発生しにくい肌になっていくことが多いです。

ピーリング化粧品には、洗顔料、パウダー酵素洗顔料、ふきとり化粧水など様々なタイプがあります。それらを利用して肌に負担をかけずに厚くなった角質を剥がしてあげましょう。ニキビに刺激を与えないようにピーリングすることがポイントです。

化粧水を冷蔵庫で冷やして皮膚を冷やす

ローションパック ニキビは患部を冷やすことで腫れを抑えることができます。打撲やヤケドをした後には皮膚を冷やすと良いといわれるように、ニキビの腫れにおいても「冷やす」スキンケアが理想的です。

そこで、化粧水を冷蔵庫で冷やし、それをコットンに含ませて化粧水パックをしてみましょう。患部を冷やすことでニキビの腫れが抑制され、水分がグイグイと深部に入り込んで角質が柔らかくなり、ニキビの芯の早期排出が期待できます。

ローションパックで使用する化粧水は、ニキビが多発している人では角質柔軟成分が配合されている化粧水が良いかもしれません。また、高価な化粧品ではなくても十分です。

紫外線を浴びない

紫外線のニキビ・吹き出物 ニキビが強い炎症を起こすと活性酸素が発生して、それがメラノサイトを刺激し、メラニン色素の生成を促します。その結果、ニキビ跡として黒ずんだシミ(炎症後色素沈着)を引き起こすのですが、紫外線を浴びるほどこの色素沈着が悪化することがあります。

皮膚が炎症を起こしている時に、さらに紫外線や物理的な刺激によるダメージが加わると、メラニン色素が真皮層に入り込んで、治りにくい色素沈着をまねくことがあります。

皮膚が炎症を起こしていると、表皮と真皮の間にある基底膜が乱れ、表皮でつくられたメラニンが基底膜を越えて真皮層に落ち込んでしまうのです。

マッサージは禁物

ニキビ マッサージ ニキビを早く改善したいとして、温めたりマッサージしたりする人がいますが、それは間違いです。ニキビは皮膚が炎症を起こして腫れをもった状態で、それを温めたりする行為はかえって炎症を悪化させる要因になります。

例えば、筋肉痛、打撲、やけど、強い日焼けなどの後には皮膚を冷やして皮膚の炎症を抑制したほうが良いとされ、お風呂に入って温めたりすると炎症がひどくなることがありますが、それと同じようにニキビも温めることで症状が悪化することがあるのです。

市販の塗り薬でニキビケア!

オロナイン 市販されているニキビ治療薬を使用することで炎症を抑えることができます。塗り薬には、「オロナイン軟膏」、「メンソレータム・アクネス」などが有名です。その中でもオロナインは、市販の家庭用にきび治療薬として古くから親しまれている製品です。軟膏ですが伸びが良くてベタベタせず、どんな肌質においても使いやすいと思います。

皮膚科におけるにきび治療

カウンセリング写真 ニキビの炎症がひどい場合やにきびが多発した場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。皮膚科では大きく炎症したニキビに対しては外用の抗菌薬・抗生物質を使用した治療が行われることが多いです。

ニキビは塞がった毛穴の中でアクネ菌が増殖することで引き起こされますが、抗菌薬・抗生物質はニキビの原因となるアクネ菌を強力に抑制するため、素早くニキビの炎症が抑えられます。

炎症ニキビ・化膿にきびに用いられる外用薬

ダラシンTゲル(ダラシンTローション)

ダラシンTゲル ダラシンTゲルは、クリンダマイシンを主成分としたリンコマイシン系の抗生物質です。細菌のタンパク質の合成を阻害してにきびの原因菌を抑制します。ゲルタイプとローションタイプがあります。 アレルギー体質の人は合わないこともあります。皮膚のかゆみが現れたら使用を中止し、違う治療にきりかえます。

アクアチムクリーム(アクアチム軟膏・アクアチムローション)

アクアチムクリーム アクアチムクリームは、ナジフロキサシンを主成分としたニューキノロン系の抗菌薬です。細菌のDNAの複製を阻害してニキビの原因菌を死滅させます。 クリームタイプの他に、軟膏タイプやローションタイプがあります。比較的に副作用が少なくて使いやすい塗り薬です。

抗生物質は長期に使用すると耐性菌を生じやすくなる問題があり、安易に長く使い続けて良いものではありません。また、ニキビの炎症がひどい場合は内服薬として抗生物質を使用することもありますが、この場合も耐性菌の発現リスクを考慮して使用は短期間にとどめる必要があります。