活性酸素(かっせいさんそ)とは、その名の通り酸素が活性化した不安定で強い酸化力を持つ物質で、細胞を酸化させて老化を加速させる作用があります。その活性酸素が皮脂を酸化させたり、炎症を引き起こしたりしてにきびを誘発する原因になることがあります。
■活性酸素はストレス、喫煙、紫外線で増加する
活性酸素は、人間が酸素を吸って呼吸する限り必ず発生していますが、ストレスを受けたり、喫煙をすることですると大量に発生します。また、紫外線を浴びることでも活性酸素は大量に発生しますが、浴びた紫外線によってダメージを抑えようとメラニン色素が作られ、シミやニキビ跡の色素沈着をひどくしてしまう原因にもなります。
■体内抗酸化物質はストレスや体調不良で弱くなる
人には本来、発生した活性酸素を無毒化する抗酸化機能が備わっています。そのため、活性酸素が発生しても多くは問題ありませんが、ストレスや体調不良などで体内の機能が弱くなると抗酸化機能も衰える場合があります。そのため、ストレスが溜まった状態が続くと酸化された皮脂が多く分泌されて肌を刺激して毛穴を塞がりやすくなり、また皮脂そのものも酸化で塊となって毛穴汚れが溜まりやすくなります。
■活性酸素が多いとスクワレン過酸化物質が増加する
ストレスや喫煙などで体内に活性酸素が増えると、人に備わっている体内抗酸化機能が追いつかなくなって分泌される皮脂にまで影響します。大人になってから出来るニキビや吹き出物などの原因はストレスが多いことで知られていますが、そのような症状の人の皮脂は、皮脂に含まれるスクワレンという物質がより酸化している状態が多いといわれます。そのスクワレン過酸化物質が肌を刺激して毛穴を塞ぎやすくし、皮脂そのものも塊となって毛穴の汚れをまねく原因になります。
活性酸素対策
■ストレスの多い人は抗酸化食品を
ストレス性のにきびの場合は、抗酸化物質を含む食品を多くとることで改善することが多いです。よく抗酸化といえばビタミンCやビタミンEと言われ、十分なビタミンCやビタミンEを摂取することは美肌にとって重要ですが、抗酸化としては強力な効果はありません。強い抗酸化物質は、緑茶に含まれるカテキン、人参などの緑黄色野菜に含まれるβ-カロチン、トマトに含まれるリコピン、鮭やエビに含まれる赤い色素のアスタキサンチンなどがあり、カテキンはビタミンEの10倍、β-カロチンはビタミンEの50倍、リコピンはビタミンEの100倍、アスタキサンチンはビタミンEの1000倍のの抗酸化力があります。