【画像】頭皮ニキビの原因と治し方「頭のにきび」予防対策

頭皮ニキビの画像 ニキビ・吹き出物は、頭(頭皮)にもできることがあります。

頭皮は顔と同じように皮脂分泌が多い部分であるため、しっかりとスキンケアをして汚れを取り除かなければニキビ・肌荒れを起こすことがあります。

今回は頭皮ニキビの原因と治し方を解説します。

頭皮ニキビの原因と特徴

頭皮は最も皮脂量が多い場所の一つ

頭皮ニキビの画像 頭皮ニキビの原因は主に皮脂量が多いことがあげられます。頭皮は体の中でも皮脂量が多い部分の一つで、頭皮は顔の約2倍の皮脂量があるといわれています。(頭皮は皮脂腺が非常に発達しています)。

そして、一般に皮脂量が多くなると頭皮にニキビができやすくなります。その理由は、皮脂中に含まれる遊離脂肪酸という物質が皮膚・頭皮に刺激を与えることでターンオーバーを乱し、皮膚を厚くして毛穴をふさいでしまうためです。一般に思春期からニキビができやすくなるのも、男性ホルモンの影響を受けて皮脂量が急激に増加するためです。

皮脂の増加が頭皮ニキビを発生させる仕組み

ニキビ発生メカニズム・仕組み 1皮脂が増加すると皮膚上の微生物(アクネ菌やマラセチア真菌など)が活発に皮脂を分解して遊離脂肪酸を作り出す。
2遊離脂肪酸は肌を健康的な弱酸性に導く一方で、時間の経過と比例して皮膚に対する刺激性が増大し、しだいに肌のターンオーバーを乱すように働く。
3遊離脂肪酸による刺激によって角質が剥がれやすくなり、頭皮の毛穴汚れ(角栓)、フケなどが発生しやすくなる。
4遊離脂肪酸による刺激によってターンオーバーが過剰に進行し、皮膚が厚くなることで毛穴がふさがりやすくなる。
5ふさがった毛穴内部でアクネ菌(空気がない環境を好む性質がある)が増加し、ニキビが赤く炎症を起こすようになる。

頭皮は皮脂が多いわりにニキビができにくい?

頭皮は、顔よりも皮脂量が多いわりには顔のようにニキビができにくい傾向があります。その理由にはいくつかの要因が考えられます。

毛穴から太い毛髪が数本生えている

頭皮にきび 頭皮の毛穴からは太い毛髪(髪の毛)が数本生えています。その髪の毛が存在することで毛穴が完全につまりにくく、しかも髪の毛によって皮脂の排出が促され、毛穴が完全に詰まりにくくなると考えられます。

ニキビはアクネ菌という嫌気性細菌(空気がない環境を好む細菌)が増加することで発生しますが、頭皮は毛穴が完全に閉じた状態になりにくく、アクネ菌が急激に増加する環境になりにくいのかもしれません。

頭皮の毛穴は開いている

頭皮の毛穴 頭皮の毛穴は大きく開いた状態になっていて完全に閉じにくい状態であるため、皮脂が多いわりには炎症ニキビになりにくい傾向があるようです。また、頭皮そのものの性質・ターンオーバーのスピードなどが顔などの皮膚とは異なることもニキビになりにくい要因のようです。

頭皮はニキビ跡の色素沈着を起こしにくい?

頭皮はターンオーバーが活発な部分であるためニキビができても早期に治る傾向があります。シャンプーなどの時に誤って頭皮ニキビを潰してしまっても治りやすく、ニキビ跡の色素沈着もわりと早く改善します。

頭皮のフケや痒み(かゆみ)、赤みは脂漏性皮膚炎が原因?

脂漏性皮膚炎と併発した頭皮ニキビ 頭皮にフケやかゆみ、赤みなどがある場合は、脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)という皮膚病である可能性があります。脂漏性皮膚炎は、皮膚に常在菌として存在するマラセチア属真菌(カビの一種)が皮脂を分解して遊離脂肪酸という物質を生み出し、その遊離脂肪酸が皮膚を刺激してフケやかみゆを起こしてしまうことが主な原因と考えられています。

脂漏性皮膚炎は皮脂が多い顔面や頭部(頭皮)に発生しやすく、ニキビと併発することがあります。炎症によって脱毛症を引き起こすこともあります。脂漏性脱毛症と呼ばれます。

脂漏性皮膚炎が起こる原因には、洗髪不足、過剰な洗髪、皮脂酸化、紫外線、ストレス、睡眠不足、ビタミン不足、食生活の乱れ、加齢、アルコール、喫煙、糖尿病など様々な要因が関係します。通常は抑制されていた細菌・真菌(カビ)が何らかの原因によって増加してしまうことが発症要因の一つです。また、マラセチアに対するアレルギーによっても発生する可能性があるとされます。

マラセチア真菌というカビによる症状であるため、抗真菌剤が使用されます。皮膚科ではマラセチア真菌に良く効くケトコナゾール(製品名:ニゾラールローション)やラノコナゾール(製品名:アスタット)などのイミダゾール系の抗真菌薬が処方されます。治りにくい場合はイトコナゾール(製品名:イトリゾール)の内服薬が使用されます。炎症を抑えるためにステロイドが使用されることもあります。

頭皮にきびの治し方「ニキビ跡・吹き出物」予防対策

頭皮ニキビは市販にきび治療薬で治す

ピンプリットの画像 頭皮ニキビを治すには市販ニキビ治療薬が効果的です。市販ニキビ治療薬には、クレアラシル、ピンプリット、オロナイン、ビフナイトなどがあります。それらは殺菌作用と角質柔軟作用があり、炎症をしずめながらニキビの芯の排出を促して治りを早くしてくれます。

頭皮に汚れを残さない洗髪を心がける

シャンプー 頭皮ニキビを治すためには、やはり洗髪をしっかりすることが重要です。頭ニキビができる人は、単にスキンケア不足であることが多く、しっかりと洗っているつもりでも実際は洗い残しがあったりするようです。

シャンプーの際は、たくさんの泡を作って指の腹で優しく洗いましょう。力を入れて洗うと、肌への負担になってかえって毛穴が詰まってしまうことがあります。シャンプーによっては髪の毛の潤いを保つために油脂成分を配合しているものがありますが、ニキビができやすい人は油分が含まれないシンプルなシャンプーを使用したほうが良いと思います。

シャンプーの一日の回数・頻度は?

頭皮ニキビを予防・改善したいとして一日に何度も洗髪をする人がいるようですが、シャンプーは一日一回、丁寧に洗えば十分です。反対に洗いすぎることで頭皮のバリア機能が破綻し、皮膚炎を起こしてしまうこともあります。

頭皮にきびがある場合はリンス・トリートメントは控える

ヘアートリートメント リンスやトリートメント、ヘアパックなどには、髪の毛を保護して潤いのある状態に仕上げるために油脂成分・エモリエント成分が豊富に含まれていることがあります。その油脂成分が頭皮に刺激を与えて毛穴を詰まらせ、頭皮ニキビの原因になる可能性があります。頭皮ニキビができやすい人はシャンプーのみにするのが理想です。

頭皮ニキビに悩む時期は整髪料は控える

整髪料 ムースやスプレー、ワックスなどの整髪料は油脂成分が含まれており、頭皮ニキビを引き起こしてしまう可能性があります。特に、ワックスはシャンプーで洗っても落ちにくく、髪に残ってしまうことが多いです。頭皮ニキビがある時期は整髪料の使用は控えるようにしたり、使用する場合でも少量にしたり、頭皮に付着しないようにして工夫しましょう。