一般に女性は生理前ににきびが出来やすくなります。それは女性は男性と違って生理周期によってホルモンバランスが変化し、皮脂分泌にも影響を及ぼすためです。
女性の体を支配する女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類あります。生理が終わると次の排卵に向けてエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が高まり、排卵が終わると生理までの約2週間はプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が優位な状態になります。このホルモンバランスの変化によって女性の体は様々な影響を受けます。
■男性ホルモンと似た働きをするプロゲステロン
生理が始まると、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類の女性ホルモンが交互に作用しますが、このうち排卵後から月経までの約2週間に分泌されるプロゲステロンには、男性ホルモンと似たような作用があります。そのため、プロゲステロンの分泌が増える生理前2週間の黄体期には肌が脂っぽくなります。
■女性にも男性ホルモンは分泌される
女性にも卵巣と副腎皮質から一定量、男性ホルモンが分泌されています。そして、生理が始まる前には、エストロゲンとプロゲステロンの2つの女性ホルモンの分泌が枯渇しているため、一定量分泌される男性ホルモンの分泌が優位な状態になります。生理前に精神的にイライラしたり、男性的になったりするのもこのためです。この生理前に男性ホルモンが優位な状態になるため、皮脂分泌が多くなります。
生理前ニキビの対策と予防法
■大豆イソフラボンでホルモンバランスを整える
大豆イソフラボンは、化学式が女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)と似ているため、体内でエストロゲン様の働きをし、ホルモンバランスの変化を緩やかにします。イソフラボンの効果には個人差がありますが、大豆食品は健康に良いので美肌に有効です。
■チェストツリーで生理前のホルモンバランスの変化を緩やかにする
チェストツリーは、脳下垂体から分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌を促し、生理前の男性ホルモン優位な状態を抑制する効果があります。このチェストツリーの効果は個人差がありますが、試してみる価値はあります。
■ホルモンバランスが安定しない人はピル(経口避妊薬)の服用も
薬に頼らないのが基本ですが、どうしてもホルモンバランスが安定しない人がいます。そういう人に対して医師はホルモン療法としてピル(経口避妊薬)を処方する場合があります。ホルモンバランスが原因でニキビが出来る方には、効果がはっきりと表れます。